AITuber8分で読めます執筆: RYUXiA(アヴィネージ開発元)

AITuberの作り方|無料で始める4つの方法と仕組み

AITuberの作り方|無料で始める4つの方法と仕組み

この記事でわかること

  • AITuberはAIが自律的に会話・発話するバーチャルキャラクター。VTuberとの違いは、演者が要らないこと
  • 必要なのはアバター・AI・音声合成・表示ソフトの4要素。始め方は自作・オープンソースのキット・一体型アプリ・専用開発の4通り
  • アバター制作(VRoid Studio)と一体型アプリのデモ版は無料で使える。費用がかかるのは、AIのAPI利用料(従量制)

AITuberとは?VTuberとの違いを最初に整理

AITuberとは、AIが自律的に会話や配信を行うバーチャルキャラクターのことです。中の人(演者)がリアルタイムで演じるVTuberに対し、AITuberは大規模言語モデル(LLM)がコメントや質問を読み取り、その場で応答文を生成し、音声合成でしゃべります。

最大の違いは「稼働に人手がいらない」点です。演者のスケジュールに左右されず動かし続けられるため、無人配信・店舗の常時稼働・深夜帯の対応など、人が張り付けない場面と相性が良い技術です。

AITuberに必要な4つの要素

AITuberを構成する4つの要素: 3Dアバター(VRM)、AI(LLM)、音声合成(TTS)、表示・配信ソフト

AITuberは図の4要素で構成されます。見た目となる3Dアバターは、3Dアバター用のファイル形式「VRM」が主流です。現行の規格であるVRM 1.0は2022年9月にリリースされました(VRMコンソーシアム)。

アバターの制作にはVRoid Studioが使えます。正式版は2021年11月から、Windows版・Mac版ともに無料で提供されています(ピクシブの発表)。そこに、AI(大規模言語モデル)による応答生成、音声合成(TTS)、リップシンク付きの表示・配信ソフトが組み合わさって動きます。

つまずきやすいのは「連携」

4つの要素をそろえること自体は難しくありません。難しいのは、聞き取り→応答生成→音声→口パクをリアルタイムで途切れずにつなぐ部分です。

AITuberの始め方は4通り|比較表

始め方は、どこまで自分で作るかによって4通りに分かれます。

  1. 1自作する:4要素をそれぞれ用意し、PythonなどのコードとAPIでつなぐ。自由度は最も高いが、安定稼働の作り込みまで自分で担う
  2. 2オープンソースのキットを使う:公開されているAITuber用のキットを土台にする。連携部分は出来合いだが、環境構築と保守にはコードの知識が要る
  3. 3一体型アプリを使う:4要素が最初から組み込まれたデスクトップアプリをインストールする。プログラミングは不要
  4. 4専用開発を依頼する:自社のキャラクター・画面・業務の流れに合わせて作ってもらう。店舗や施設で常時動かす用途に向く
比較項目自作オープンソースのキット一体型アプリ専用開発
必要なスキルプログラミング・API連携環境構築・コードの読解不要(インストールのみ)不要(要件を伝える)
動き出すまで数週間〜数か月数日〜当日目安2〜8週
ソフトの費用無料(自分の工数)無料(ライセンス条件は要確認)デモ版は無料個別見積
AIのAPI利用料従量制で別途従量制で別途従量制で別途従量制で別途
カスタマイズ性非常に高い高い標準の範囲内要件どおりに作る
安定運用の担い手自分自分アプリ側開発者(保守契約も可)

プログラミング不要で始める最短ルート

プログラミング不要で始める4ステップ: アプリをインストール、アバターを準備、APIキーを設定、話しかけて応答を確認

一体型アプリを使う場合の手順は、図の4ステップだけです。

  1. 1アプリをインストールする
  2. 2アバターを準備する(まずは同梱のキャラクターで十分)
  3. 3AIのAPIキーを設定する
  4. 4マイクや台本テキストで話しかけ、応答・音声・口パクを確認する

無料でできる範囲と、費用がかかる部分

アバター制作ソフトと、アプリのデモ版は無料です。一方、AIの応答にはAPIの利用料が従量制でかかります。契約と支払いは利用者自身がAI各社と直接行う形式が一般的で、上限額も各社の管理画面で設定できます。

AITuberに向いている活用シーン

AITuberは配信活動に限らず、人が常時対応できない場面全般と相性が良い技術です。深夜や早朝の無人配信、店頭での呼び込みや商品紹介、展示会ブースでの来場者対応、ライブコマースでの商品説明などが代表例です。

背景には人手不足があります。帝国データバンクの調査(2026年4月)では、正社員が不足している企業は50.6%、非正社員が不足している企業は28.3%でした(帝国データバンク)。「同じ説明を何度も繰り返す」「特定の時間帯だけ人を置きにくい」場面ほど、AITuberの技術を接客や案内へ転用する意味が大きくなります。

アヴィネージで試す場合

「アヴィネージ(Avignage)」は、VRMアバター・AI応答・音声合成・リップシンクが一体になったデスクトップアプリ(Windows / macOS)です。申請制のデモ版(無料)では、同梱のキャラクターと標準の画面のまま、AITuber配信を含む3つのモードと音声対話を手元の端末で試せます。AIはOpenAI・Claude・Geminiのいずれか1社のAPIキーで動きます。

自社のキャラクターや専用の画面、自社資料をもとにした回答などが必要になったら、専用開発(個別見積、相談は無料)で作り込めます。月額のサービス利用料はありません。

参考資料・出典

よくある質問

Q

AITuberは無料で始められますか?

A

ソフトの部分は無料で始められます。アバター制作ソフトのVRoid Studioは無料で、アヴィネージのデモ版も申請制・無料です。ただしAIの応答にはAPIの利用料が従量制でかかり、AI各社へ直接支払います。

Q

VTuberとの違いは何ですか?

A

VTuberは人(演者)がリアルタイムで演じますが、AITuberはAIが自律的に応答・発話します。演者を配置せずに稼働し続けられるのがAITuberの特徴です。

Q

自分で作ったVRMアバターは使えますか?

A

アヴィネージは、VRoid Studioなどで作成したVRM 1.0モデルへの置き換えに対応しています(VRM 0.xはベータ対応)。デモ版は同梱のキャラクターでの利用です。一からのオリジナルアバター制作や独自の表情・演出は、専用開発で承ります。

Q

配信ソフトとの連携は必要ですか?

A

アプリ単体でアバターの表示・応答・音声出力まで完結します。配信に使う場合は、OBSなどの配信ソフトでアプリの画面をキャプチャする形になります。

あなたの現場に合わせて、専用に作ります

相談・お見積りは無料。月額のサービス利用料は0円です。先に動きを確かめたい方には、申請制のデモ版(無料)もあります。

RYUXiAリュクシア

アヴィネージ開発元。AIアバター接客・受付システムの設計から実装まで、開発者本人が一貫して手掛けています。

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